歯質とブリーチング

歯の質や形や色調は、人それぞれ肌が違うように個人個人全く違います。 しかし、市販されている歯科メーカーの薬剤は、大勢の人の歯のブリーチングに合わせて作られていますので、最も難しい症例を照準に濃度が高かったり、 不要な薬剤が入ったり、また、逆に漂白には少し濃度が低かったりします。当医院では、個人個人の「歯質」を見極め、その人に合った薬剤を 選択・調合して施術します。

ホワイトニング１回で真っ白！と銘打って、ビフォーアフターの写真を掲載しているＨＰをよく見掛けますが、経験のある方なら 「そんな簡単じゃない」とお分かりになると思います。
はっきり申し上げて、１回の来院では真っ白になりません！

仮に本当に１回の来院でＢ１とかＡ１（世界標準カラーガイドで一番白いカラー）になる様であれば、 もともとかなり白かったか、歯に相当負担を掛けて施術するかです、光沢のある白さには程遠い仕上がりでしょう。
１本の歯でも白くなりやすい部分となりにくい部分があり、また１本１本色合いが違い、更に年齢や個人個人で、なり易い・なりにくい　に差があるのです。

通常で３～４回来院。薬物での着色や生れつき色素の濃い人では１０回程度通わないと理想の白さにならない方も居られます。

私達が考える理想的な白い歯とは

芸能人の方で真っ白な歯の方を見かけますが、本来の歯の色は真っ白ではありません。 あの白さに違和感を感じられる方も多いと思います。
私たちが理想とするのはＢ１～Ｗで白さと光沢を持ったカラーです（ＷというのはＶＩＴＡシェードの一番白い色（Ｂ１）より白い色です）

歯科医院でオフィスブリーチングよりホームブリーチング（やデュアルブリーチング）を勧める所が多いのは、弱めの薬剤でじっくり時間を掛け て白くしていった方が確実に綺麗に仕上がるからです。
更に、オフィスブリーチングでは個人個人で必要回数に差があり過ぎるので、術者側も結果が予想しにくく、お金を頂いているのに時には患者さん の要求に対応できないので敬遠しがちなのです。
また、ホームブリーチングでは３～４週間ほぼ毎日やり続け、その間は特に食べ物飲み物に気を付けなければいけませんので、かなり制約があり簡単ではありませんよね～

☆　お勧めなデュアルブリーチング　☆
最初はオフィスブリーチングを行う。その後ホームブリーチングによって低濃度のブリーチングを定期的に行う（ホームの代わりにオフィスで定期的にシェードアップを行うのもＯＫです）
特に、エナメル質の薄い方や中年以降の方はオフィスブリーチングでは効果が得られにくい為、ホームブリーチングを切にお勧めします。

歯茎のメラニンを除去してピンク色に（ピーリング）

歯が白くても歯茎の色が綺麗でなくては口の中が暗く見え、美しさもクスミがちです。歯茎の色は本来動脈血管の色で鮮やかなピンク色 をしています。それが色々な要素（遺伝・喫煙、その他色々）によってメラニン色素が沈着します。歯茎の色でお悩みの方に、本来のピンク色の歯茎を取り戻します。 塗る麻酔薬と薬剤によって歯茎表層のメラニン色素を取り除きます。施術は殆ど痛みがありませんのでご安心ください。